「断つ」ことでスタートラインに「立つ」

私たちに与えられた時間は有限で、その中で「取り組みたいこと」や「取り組まなければならないこと」などのやりくりをしています。

「取り組んだ方が良いこと(取り組むべきこと)」も私たちは頭では理解をしているのですが、
実行の優先順位において上下をさせながら日々の生活を送っています。

子どもたちに対しても同様に、「取り組ませる方が良いこと」も頭では理解をしているはずなのですが、限られた時間の中で、また情報過多な中で実行ができないこともあるでしょう。

しかし、少し冷静に考えてみると「取り組ませる方が良いこと」とは、必ずしも「追加」を意味しないのではないでしょうか。つまり、「新しく何かをさせる」という発想から離れて「削ること」もひとつの選択肢だと考えることもできるのではないでしょうか。

習慣化されたことを「削ること」には決断が伴いますし、簡単にはできないこともあるかとは思いますが、子どもたちにとって「大切なこと」を再定義して、見直す作業も重要な取り組みだと思います。

心・身体・脳の成長期にそれらを「使うこと」を優先させて、いまの生活をいま一度見直すことも大切なことです。もし、心・身体・脳の成長にとって良くないことが習慣化されているであれば、それを断つことで、再スタートの位置に「立つ」ことができるのではないでしょうか。

「断つ」ことの参考までに、過去の記事をご参照ください。
ゲームと子どもの脳②