算数の文章題とワーキングメモリ①

今話題を席捲している「ChatGPT(チャットジーピーティー)」を使い、「算数の文章題とワーキングメモリ」について解説をします。「ChatGPT」は「対話型」の言語モデルです。画面の向こうに人間がいるかのように、自然な言語でコミュニケーションを取りながら疑問に答えてくれます。

まず、このような説明がありました。

さらに次のとおり続きます。


国語科における文章の読解と同様に、算数の文章題においても基本的には「文章を正しく読み、情報の記憶と処理」が必要だということです。この「情報の記憶と処理」に必要なはたらきをワーキングメモリが担っています。

難なく文章題に取り組むことができているこどもにおいても、書かれている内容を正しく理解できているかを注意深く見ることが必要です。正誤だけで「できている」と安易に判断しないような繊細な注意が指導者に求められます。

参照:算数の文章題が解けない子どもたち

学習基礎力の定着にはトレーニングが欠かせません。ワーキングメモリ自体に働きかけるトレーニングや、算数の文章題などの教材を使いながらワーキングメモリにはたらきかけることを日々の学習に組み込むことで「正誤」のみに頼る指導から離れて、じっくりと着実に力をつけていくことも大切なことです。

「算数の文章題とワーキングメモリ」については次回の教育コラムでも深めてまいります。