デンマークのサッカー協会の10か条

日本の部活の多くは子どもにとって安心できる環境にはなっていません。
勝利至上主義と精神論による指導が多いのは、部活のみならず学習の場も同じではないでしょうか。

ここにデンマークのサッカー協会の10か条をご紹介します。
①子どもたちはあなたのモノではない。
②子どもたちはサッカーに夢中だ。
③子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。
④子どもたちから求められることはあってもあなたから求めてはいけない。
⑤あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。
⑥アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはならない。
⑦子どもの体を守ること。しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。
⑧コーチは子どもの心になること。しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。
⑨コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。しかし、自分で考えさせることが必要だ。
⑩コーチは子どもを教え導くことはできる。しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。

教育の本質を突いた10か条に私自身は反省しきりです。

子どもが「やりたい!」と思えることを見つけ、自分自身を成長させる術を学ぶことこそが大切なことです。
既に子どもたちと関わっている方はもちろんのこと、これから子どもと関わる方にもぜひ心に刻んでおいてほしい10か条です。

引用・参照『自律する子の育て方』(工藤勇一、青砥瑞人著/SB新書)