「本能スイッチ」で宿題を片付ける

私たち大人は仕事で複数のタスクを抱えている時には、進捗を可視化して期日内に終わらせるよう工夫をしています。スケジュール帳に記して進捗をたえず見返したり、チームで取り組むタスクの場合は管理ツールを使うなどして遅れが出ないようにしています。

また、筋トレなどのトレーニングにおいては、インジケータがトレーニングの現在地を表示させるなどして、私たちが離脱しないよう働きかけをしてくれます。因みに、インジケータとは状態や状況を示す目印や信号のことです。自動車を運転する際にはスピードやタイヤの回転数、ガソリンの残量など様々なインジケータが状態を教えてくれます。

こちらの図のようなインジケータはゴールまでの進捗を端的に示しますので、空いている箇所を埋めようとする人間の「本能スイッチ」に火をつけてくれます。

こどもはいま夏休みの自由な時間を謳歌しながらも、課された複数の宿題に取り組まなければなりません。「今日は宿題やったの?」と心配する親心をインジケータで表現してはいかがでしょうか。図のような円グラフをコンパスでこどもが描き、毎日少しずつ埋めていく達成感をこども自身が味わえるようにすると良いでしょう。

大人になっても役立つ考え方を宿題に取り入れて、「本能スイッチ」で宿題をゲーム感覚で片付けることができるでしょう。