255.未来の先生へ
一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会の湯澤正通代表理事と野瀨愛未理事による共著『未来の先生へ』が出版されました。『未来の先生へ』というタイトルからは若い人向けの内容を連想されるかもしれませんが、教育の現場で日々子どもと向き合っている方など、子どもと関わる全ての方に向けて「ワーキングメモリ入門編」として書かれています。
同書の「はじめに」には次のように書かれています。
『教育の現場は今、大きな変化の中にあります。少子化やデジタル化、そして子どもたちの多様化など。学校現場が抱える課題は複雑さを増す一方で、子どもたち一人ひとりの力を引き出せる新たな視点や手立ても広がっています。そして、その中心にいるのが「先生」の存在です。先生のまなざしや関わり方ひとつで、子どもたちの未来は大きく変わります。
(中略)
つまずきや困難を抱える子どもたちの背景には、ワーキングメモリのユニークさ(タイプ)が関係していることも明らかになっています。つまり、学習の苦手さは単なる「努力不足」ではなく、「ワーキングメモリのタイプ」が関係していると言えるのです。また、学習障害(LD)や発達障害(ADHD・ASD)など、外からは見えにくい困難を抱えた子どもたちが増えています。こうした子どもたちの学びを支えるためには、先生自身が「気づく力」を持ち、その子に最適な支援方法やサポート方法を工夫することが大切です。』
これから保護者になる方などにもお読みいただき、私たち大人が一丸となり、子どもと関わっていきましょう。
<引用・ご紹介>Amazon限定販売(Kindle版・ペーパーバック版)『未来の先生へ』
#教育コラム255