机に辞書と図鑑を

私たちは「学習環境」のひとつである自宅の机、もしくは勉強する机に、国語辞典や図鑑をさりげなく置いておくことをお勧めしています。こどもに何かを身につけさせようという大人の「力み感」を抜くことは、こどもにとっては解放的な気持ちすら抱かせるようです。国語辞典や図鑑は、その分厚さがこどもにとっては特別な贈り物にも見えるようで、こどもの興味や関心を高めるきっかけになることでしょう。

学習においては、語彙力や言語習得の四技能(聞く・話す・読む・書く)を身につけることが重要です。かといって、すかさずドリルや問題集で反復学習をさせるというのは少し狭い学び方といえるでしょう。学年別に定められた教科書や学習塾の問題集の内容を身につけることは大切なことではありますが、生活のあらゆるシーンで登場する語彙を身につけることはもっと大切なことです。

深谷圭助氏は『こどもの語彙力は学校の授業で学習していること以外で形成される』『子どもの能力を規定する最も基盤的な語彙力は、普段のいろんな生活場面で形成されていると考えられます。(中略)学年ごとの学力の規定に基づいて学んでいくだけでは、とてもフォローできないものです。』と記しています。(深谷圭助『辞書引き学習で子どもが見る見る変わる』)

季節の花や野菜、スポーツ、気象に関することば等、意識をしてみると日常生活には多くのことばが飛び交っています。大人が意識的に声掛けをすることでこどもの意識を「ことば」に向けることはこどもの学びの栄養となるでしょう。応用的なトレーニングとしては、特定の分野に限定した「しりとり」をする等、遊びを通してことばを身につけることができます。

このように、学年や教科の枠を超えて、こどもが興味・関心を持つ時間を日常生活に持つことは、とても大切な「学習環境」です。

私たちが一緒にお仕事をしている学研エデュケーショナルでは、こどもたちが辞書と友達になることを掲げた『辞書引きイベント』を無料で開催しています。こどもの語彙力を高めるきっかけ作りに取り組む同社の活動はとても素晴らしいことだと思います。ことばに関するイベントを行っているようですのでご参加されてはいかがでしょうか。詳しくはコチラ