読書の価値を「読書通帳」で

※「読書通帳」は株式会社内田洋行の登録商標です※

図書館などに設置されている「読書通帳」は、文字通りこどもが持つ通帳です。この通帳には、貸出履歴に本のタイトルや日付、借りた本の金額までが印字されるようです。

こどもの財産となる読書体験を記録する取り組みです。借りた本の金額が印字されることで、財産としての価値が「見える化」されますので、保護者の方にとっても価値があります。こども自身が読書を前向きに捉えることができるという利点に加えて、保護者や先生方にとって「読書推進」に向けたきっかけづくりとしても適しています。

こどもは大人が持つものへの憧れを抱くものですが、こうした心理を見事に表現した「読書通帳」のシステムを通して、今後も多くの場に広がることを願っています。読書は、自分の好きな知の世界を広げ、自由に羽ばたくことのできる世界です。

わたしたち大人は仕事などを通して多くの書物に触れているかと思いますが、それらが記録されるというのはワクワク感のある、そして自らの成長実感が得られる取り組みであると思います。この通帳には「入金」しかないというのも良いですね。

内田洋行「読書通帳」について