料理で脳を活性化

料理は五感すべてを使い、様々な情報を同時進行で処理しなければなりません。料理は脳の前頭前野を活性化させるのに最適であると言われています。

最適であると言われている理由のひとつに以下のエピソードがあります。

脳科学者のペンフィールドにはお姉さんがいました。そのお姉さんの前頭前野に腫瘍ができたことを受け、ペンフィールドはお姉さんの行動に着目することになります。するとお姉さんは料理を行うのが困難になっていったということがわかりました。先に記したように、同時進行で進む調理や、火加減、味の調整など料理中に行きかう様々な情報を処理するのが難しくなっていったのです。

この春休みに、高度な情報処理能力が問われる料理を通して、知的な行動をこどもたちと一緒に楽しんでみませんか?

参照:『ハーバードで学んだ逆境の脳科学』(川崎康彦、青春出版社)