「個別最適な学び」は「学びの個性」への理解から

小学校では、2019年度より新しい学習指導要領に基づいた指導が行われています。

この「新・学習指導要領」には、
ICTも最大限に活用して「多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく」
資質・能力を育成する「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図ること
が掲げられています。

この「個別最適な学び」については、
『児童生徒の発達の段階を踏まえつつ、児童生徒一人一人の多様な能力・適正、興味・関心、
性格、学習経験等を的確に捉え、児童生徒一人一人の発達を支援していくことが重要です。』
と書かれています。(文部科学省初等中等教育局教育課程課の資料)

本来、児童生徒一人一人のことを理解するには時間を要しますが、
私たちは、広島大学の湯澤正通先生が開発した「学びの個性」を測るアセスメント「HUCRoW(フクロウ)」や株式会社Progressが開発しているテストを通して、主に脳科学の研究に基づくアプローチで
子どもたちの「学びの個性」を測る取り組みをしています。

HUCRoW(フクロウ)とは

また、厚生労働省が公開している保護者様向けのアンケート「SDQ」も活用して、
子どもたちへの理解の一助としています。

SDQとは

昨今は、AIによる学習サービス等が充実していますが、
私たちは、幼稚園児や小学生など基礎・基盤の形成期にある子どもたちには、
脳科学の研究に基づく「学びの個性」への理解が適していると考えます。

保護者様や先生方など子どもに関わる周囲の大人が子どもの「個性」を共有して
一体となってサポートすることで、
子ども自身が自らの強みを抱いて明るく未来を創造してほしいと思います。