《鍛える#048》語彙トレーニング③

私たちには「流動性知能」と「結晶性知能」の2つの知能があります。この2つの知能について『マンガでわかる脳と心の科学』(池田書店)では次のように解説しています。

『「流動性知能」とは、計算力や暗記力、集中力、IQ(知能指数)など、いわゆる受験テクニックに反映されるような知能のことです。一方、「結晶性知能」とは、知識や知恵、判断力、応用力などのことです。経験と共に蓄積されていく知能のことをいいます。』

一般的に「流動性知能」は18歳~25歳頃を頂点に徐々に落ちていき、「結晶性知能」は年齢を重ねるほど伸びていくと言われています。加齢と共に衰えることばかりではなく、トレーニングをすることで伸ばしていくことができます。因みに、語彙力のピークは67歳!という調査結果もあるようです。

前回、前々回に引き続き、今回は中学入試問題を通して皆さまの「語彙力」を引き出すトレーニングをお届けします。

次の1~6の文の( )に入れるのに最も適当な「ス」で終わる外来語を、後のA~Fから選び、記号で答えなさい。

(実際の入試では記号選択問題ですが、選択肢を見ずに考えてみてください)

  • 自然の豊かな公園は、都会の人々の心に安らぎをあたえる( )だといえるだろう。
  • いくら高い服でも、選ぶ人の( )が悪いと、あまりいいものには見えない。
  • 平日昼間と比べると、( )街の休日は、ほとんど人通りがない。
  • 報道された情報の( )は明らかにされていない。
  • 気楽に参加した討論会だが、予想外に( )な内容でおどろいた。
  • ( )の効いた皮肉は会話の中で有意義な役割を果たす。

解答は次のとおりです(クリックしてオープン)

1.オアシス 2.センス 3.オフィス 4.ソース 5.シリアス 6.スパイス

《引用・参照》『超難関中学のおもしろすぎる入試問題』(松本亘正著 平凡社新書)

「しりとり」は子ども用の遊びではなく、むしろ大人が楽しむのに適しています。「3文字しりとり」、「スポーツに関することばのしりとり」など使用する言葉を限定して取り組むことでワーキングメモリに負荷をかける良いトレーニングにもなります。