
《鍛える#025》アタマを鍛える
「Use it or lose it」①
脳も使わないと衰える
コロナ禍を経て、ご自身の健康を今まで以上に見直した方が多いのではないでしょうか。日常生活にウォーキングを取り入れる方や食生活を見直す方が増えているようです。
身体を動かすには、脳・脊髄・末梢神経が連携して働く必要があります。身体はもちろんのこと脳を鍛えるという点でも運動は非常に優れています。

ある研究では、被験者に片脚を2週間固定して安静にさせたところ、脳の運動皮質の活動が低下し、筋力低下よりも先に“脳のコントロール機能”が弱まっていたことが確認されました。つまり、筋力が衰えるだけではなく、神経系に深刻な変化が起きたのです。
このように、身体(カラダ)と脳(アタマ)は切り離せない関係にあります。カラダもアタマも使えば強化されますが、一方で使わなければ機能が退化する(神経系が刈り取られる)のです。これを神経科学の世界では、英語で「Use it or lose it」と表現しています。
年齢を重ねると、若い時と同じような学習方法や記憶方法は通用しないことがあります。一般的には、詰め込んで暗記する「知識記憶」は若い時に優位な学習法ですが、年齢を重ねると、思い出など自分が経験した「経験記憶」による学習法が優位になります。記憶力の衰えが気になる方は、いまの自身に優位な方法を使うことで衰えを補うと良いでしょう。
身体(カラダ)と脳(アタマ)は切り離せない関係にありますので、運動をすることが双方に良いのですが、脳(アタマ)を活性化するという点から「脳トレ」に励む方も多いでしょう。書店の「脳トレ本」コーナーには多くの書籍が並んでおり、一冊に掲載されている問題数やバリエーションが豊富です。
続く…



