《習慣化#010》

服薬を忘れないワーキングメモリ術

日常的な服薬が必要な人の「あるある」として、「飲み忘れた」「飲んだかどうかを忘れた」「どこに置いたか忘れた」などが挙げられます。私は「飲んだかどうかを忘れる」ことがたまにあり、そのたびに二重服用で余計に飲むのは怖く、逆に飲まないと悪化するのではないかと不安になる「困った日常」を送っています。

置き場所
【置き場所】は、朝いちばんに必ず通る地点(洗面台右上など、目線に合う高さ)に限定し、他の物と混在させないようにしましょう。
タイミング
【タイミング】は、「朝の歯みがきの直後に飲む」「夕食の片づけの直後に飲む」のように、日常の行動とセットで決めてしまいましょう。
確認
【確認】でのおすすめは「声出し+指差し」です。薬を取り出す前に小声で品名と回数を口に出し、指差し確認をしましょう。ほんの数秒のこの確認により、うっかり二重服用も防ぎやすくなります。週ごとのピルボックスは“今日の段”が空になれば完了が見た目でわかるため、記憶に頼りすぎずに進められます。

テクノロジーも味方にしましょう。毎日同時刻にアラームを固定するのも良いでしょう。手帳やアプリに記録を取るのが最も安心ですね。また、外出や出張が多い方にはアラームは特に有効です。外出・出張の際は携帯用の1日分ケースをポーチに常駐させ、帰宅時に必ず補充するルールを作ることをお勧めします。

ここで、さりげない頭のウォームアップを取り入れると、習慣化がさらに安定します。「今日やること3つを心の中でつぶやき」、さらに服薬のタイミング(どの行動の後に服薬するか)もつぶやきましょう。

このようにして記憶した内容を服用のタイミングで思い出すことになり、思い出す作業は、段取りと注意を担うワーキングメモリの軽いトレーニングにもなります。