《習慣化#006》

ながら脳トレ30②
デスク周りを片付けながら情報も整理する

物がたくさんある空間は、目につくさまざまな情報に対して注意が飛んでしまうため、ワーキングメモリをたくさん消費してしまいます。目の前の仕事に集中したいときには、脳への刺激をできるだけ抑える空間で仕事をしたほうがワーキングメモリを無駄遣いせず集中力を高めることができます。

私たちは仕事を始める前に、前頭連合野の実行機能で「今からは仕事をする時間」と気持ちを切り替え・抑制をしています。その準備ができないと、情報を処理し更新するというワーキングメモリの機能もうまく働きません。

切り替えや抑制をしていくには「どこに意識を向けるか」が明確なほうがいいと言われています。たとえばデスクの前にポスターが貼られているだけでも、ポスターに意識が向いてしまって注意力を制御できなくなってしまいます。

そもそも、ワーキングメモリは瓶の入り口にたとえられるくらい、一度に情報を処理・作業できる容量が少ないのです。いろんな情報が目の前にあると、それを目で見ていちいち取り込む作業をやってしまいます。机の前に本があると、仕事の片手間に思わず手にとって読んでしまうのもそのせいです。集中力を高め、肝心な情報処理にワーキングメモリを空けておくためにも、不要な情報を目の前からできる限り排除していくことが大事なのです。

最近はテレワークも増えています。オフィスとは異なり、自宅での仕事空間は目に入るものが多いです。できれば自宅でも、何もない壁や窓に向かって作業空間をつくったほうが、集中力を高めることができます。

パソコンの壁紙も、柄や絵が描かれているものよりは、単色のほうが集中しやすくなります。仕事を始める前に、必要な物以外はすべて引き出しに入れてしまう必要があります。
気づくと書類や小物がデスクに溜まっていってしまう人は、終業後にデスク周りを整理する習慣をつけ、週1回、たとえば金曜の夕方に断捨離をすると決めてしまい、片付けの習慣をつくるのも大事です。