
《鍛える#037》効果的な「高速音読」
「音読」と聞くと小学生が取り組む印象を持つかもしれませんが、大人にとっても学習効果が高い学習法です。私たちが情報を受け取る際の入口は、目と耳の2つしかありません。音読は目だけでなく、自ら発した音が耳から入ることで2つの入口を使い情報を受け取ることができるのです。
また、音読により負荷をかける方法として「高速音読」が挙げられます。「高速音読」とは、読んで字のごとく「高速で」「音読」をすることです。私たちは文や文章を音読する時に、一文字一文字を目で追いながらもある程度のかたまりで文を捉えて、それらを記憶しながら読み進めます。

因みに、この「記憶しながら情報処理をする」ことはワーキングメモリのはたらきです。よく「ワーキングメモリとは短期記憶である」と解説されている記事などを見かけますが、それは十分な説明ではありません。ワーキングメモリは「作業記憶」と呼ばれるように、ある作業をする間だけ記憶をとどめる働きであり、記憶から作業(処理)をするところまでがワーキングメモリの働きです。
このように、高速音読は記憶のトレーニングであり、同時にワーキングメモリのトレーニングにもなるという一石二鳥です。読みやすい速度で音読をすることだけでも学習において良い効果が期待されますが、ぜひ「高速音読」にも継続して取り組んでみてください。



