
《習慣化#022》
ながら脳トレ30⑦
好きな音楽を聴きながら作業する
人にはそれぞれ、自分に合った「ビート(拍子)」があります。自分にとって心地の良いビートを刻んだ音楽を聴きながら、気持ちが乗っていると、脳内ではドーパミンという神経伝達物質が流れるため、前頭連合野の働きが向上して、ワーキングメモリも働きやすくなります。自分の好きな音楽を聴いて作業をするほうが、頭が冴えて、やる気になりやすいのです。
さらに人間は、無音だと作業効率が落ちる傾向があるといわれています。九州産業大学の五藤寿樹教授の研究によると、90人のオフィス労働者を対象に、音と作業効率の関係を調べた実験では、無音状態にあった人のほうが、作業効率が落ちるという結果が出ています。
あまり気が乗らない仕事の場合は、自分の好きな音楽、特に「これを聴くと、仕事や学習が進みやすい」といったビート、リズムの音楽を聴きながら取り組んでみる。

ずっと同じ曲を聴いていると脳が慣れてしまうので、適度に曲を変えながら取り組むほうが良いです。仕事をするときにかける音楽のプレイリストを自作する、サブスクリプションサービスなどで、自分が集中しやすい音楽ジャンルの中からおすすめのプレイリストを探すなど、一曲に慣れすぎないような工夫をしてみてください。
音楽やビート以外でも、五感を刺激して自分が心地良い状態をつくると、集中力を高めることができます。たとえば「香り」もその一つです。私の教育講座では部屋全体を柑橘系の香りにしてみたところ、学習に取り組む子どもたちの集中力が高まった、という経験があります。自分をやる気にさせる香りは何かを探してみるのも、ワーキングメモリの働きの改善に役立ちます。
好きな音楽を聴きながら作業する
人にはそれぞれ心地よいビートがあり、好きな音楽を聴きながら作業するとドーパミンが分泌され、前頭連合野やワーキングメモリが働きやすくなります。無音よりも適度な音がある方が作業効率は高く、同じ曲に慣れすぎない工夫も大切です。さらに香りなど五感を心地よく刺激することも、集中力を高める助けになります。



