授業での『学びの階層モデル』において、「参加」「理解」「習得」「活用」のプロセスが示されていますが、そもそも「参加」ができていない子どもたちが多いようです。

この『学びの階層モデル』は、広島大学の湯澤正通先生がまとめているものです。
一般社団ワーキングメモリ教育推進協会では、この『学びの階層モデル』を塾などの教育機関様などの先生方向けのセミナーや勉強会でご提示しています。

以下の図で示しているように「参加」は「理解・習得・活用」の土台となります。
実行機能:「抑制とシフト」はワーキングメモリの働きと密接なつながりがあり、このことが原因で「参加」を妨げている可能性があります。
二次障害:「失敗体験による自己評価の低下」は、過去に失敗をしたことが記憶として強く残っており「どうせ自分にはできない」と思う気持ちが「参加」を妨げている可能性があります。

このように、学びにそもそも「参加」ができていない子どもたちがいる可能性が高いため、「参加」を妨げている可能性、要因を大人が理解することもとても大切なことです。