『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』(加藤映子著 かんき出版)に『ダイアロジックリーディング』という手法が紹介されています。

「読み聞かせ」の際に日本では一般的に聞き手である子どもは受け身です。一方、アメリカでは読み聞かせる側が聞き手と「やり取り」をするようです。

「あなたはどう思う?(What do you think?)」…自分の考えをことばとして出させるための問いかけ
「なぜそう思う?(Why do you think so?)」…その考えを論理的に整理し、より深堀りさせるための問いかけ

こうした問いを盛り込むことで「考えながら情報に接すること」が癖になり、「自分で考える」ことにつながります。

基本的な流れは「PEER」と呼ばれるシーケンス(順序)に沿って行われるようです。
①P:促進Prompt…質問する、発話を促す
②E: 評価Evaluate…子どもの発言に対して評価する
③E:拡張Expand…子どもの発言を拡張する
④R:反復Repeat…子どもの理解を促進させるために「反復する」

詳しくは著書をぜひご一読いただきたいと思います。

私たちインフィニットマインドが小学生、中学生を対象に開講している「語彙力読解力養成講座」や「オンライン読解講座」においても
「やり取り」を重視しています。そのことで子どもたちの語彙力や思考力が身についていることを実感しています。