知識の「量」と「活用」

新しい時代に必要な力を測るために「共通テスト」が変化をしています。

下は、2021年「共通テスト」の英語科の問題です。
英語科では、従来の発音や単語の問題は出題されなくなりました。

新しく登場してきた一例が以下のスマホによるメールのやり取りです。
blogなどの日常的な使用シーンが想定された出題もあり、
従来のセンター試験のイメージとは大きく変わっています。

新学習指導要領の3つの柱のひとつに、
・未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」
があります。

これは、私たち大人がいままさに社会で直面し、
私たち自身が日々頭を抱えて解決を図ろうとしている課題であり、
私たち自身に求められている力でもあります。


社会背景を踏まえて、問われる学力観は大きく変わっていきます。
入試は、より実社会を意識した内容となり、また、
自分なりの考えや解決策を持つ力が必要となるでしょう。

「知識」は、その「量」よりも「活用」に重きが置かれるようになった、
と言っても過言ではないでしょう。


私たちは、子どもたちに社会で起こっていることにも興味を持つ機会を設けて、
「知識の量」と「知識の活用」を大切にした教育環境を整えていきたいと思います。

最後に、「活用」の力について、
実はこれもワーキングメモリが大きく影響をしていることを追記させていただきます。