子どもの発達段階に応じた、脳科学の知見による国語教育

文部科学省が報告している『脳科学の知見による国語教育』は示唆に富んでいます。

『語彙の力は側頭葉と関係している。側頭葉は前頭前野と違って、早くから大人と同じような働きをするようになるので、語彙力の教育・指導は子どもの時から大人になるまで直線的に同じ調子で行っても良いと考えられる。』

『生後から3歳にかけては前頭前野の神経細胞に急激な成長が見られるが、その後大きな変化が見られなくなる。前頭前野に再び大きな変化が表れるのは、小学校高学年から中学にかけてである。この時期には、論理的思考力・表現力にかかわる前頭前野に血流・代謝の大きな変化が起こり、成人と同じような脳の使い方をするようになる。』

小学校高学年から中学にかけての脳の発達期に語彙量を増やす読書を怠ることは、「もったいないこと」である認識を共有させていただきたいと思います。