「考える力」と「頭の良さ」の関連

平成15年に発行された『速脳速読のすすめ』(非売品)の第二章『脳の基本機能と考える力』に、2020年から始まる教育改革に必要なことを予言していたかのような内容が書かれています。

箇条書きで本文(第二章の一部)を流れに沿ってまとめると以下の通りです。
・頭の良さを測るモノサシとしてよく使われるものにIQがある。
・IQ信仰に待ったをかける動きが現れた。
・知能テスト(IQ)では創造性は測れない。
・IQの高い人が社会でいい仕事をするとは限らないし、IQが低くても成功している例は枚挙にいとまがない。
・そこで「社会的賢さ」(ある状況下で自分の知識をどれだけ活用できるか)が大切なのではないかと言われている。
・知能が多重に生かされたときに「社会的賢さ」が発揮できる。
・「自ら考え、判断し、表現する力」とは「社会的賢さ」とほぼイコールで結ばれている。
・EQは、感情をコントロールしながら自分で判断し、自分の足で歩いて行ける能力で、「自ら考え、判断し、表現する
力」「社会的賢さ」とほぼ同じ意味である。
・EQの能力を脳内で受け持っているのは前頭連合野である。

上記の「自ら考え、判断し、表現する力」とは、2020年から始まる教育改革にある「学力の三要素」のひとつである「思考力・表現力・判断力」そのものです。

私たちは15年以上にわたり、脳のワーキングメモリのトレーニング教材を開発し、教育の場で実践してきました。
平成15年に書かれた上記の内容は、私たちの取り組みと新学力観をつなぐものであるとあらためて実感しました。