国語の読解問題は、まず「文章を読んで、次の問いに答えなさい。」と書かれています。

文章を読まずに答えることはできないので、上記の問いの書き出しは当然のことです。
ここでは、文章を読んでその内容を記憶し、理解することが求められます。

学習塾や保護者の方から寄せられる質問の一つに、「簡単な文章を読んで力がつくのでしょうか。」というお声があります。

「簡単」の意図するところを私たちがしっかりと理解することが前提ですが、
文字を追うだけの読み方をするのか、内容を記憶しながら読むのか、という「読み方」により「身につく力」が変わるのではないかと考えます。

文章に書かれた内容を正確に記憶しながら読み進め、問いから本文の該当箇所を探す、という一連の処理は脳のワーキングメモリが関連しています。

例えば、「読む=文章を正確に記憶する」ことだと仮に目標を設定すれば、「簡単な=お子さまが読みやすいと感じるレベル感に合う」文章を読むことは、ワーキングメモリに働きかける読み方ができるようになるため、「正確に読む力」が身につくことでしょう。

私たちは、ワーキングメモリに働きかけるトレーニングをはじめ、「ワーキングメモリを使う文章の読み方」を子どもたちに身につけてもらう学びの場、学習カリキュラムを提供しています。