2020年4月より小学校にて全面実施されています「新学習指導要領」では、以下を柱として、子どもたちの資質や能力を育もうと謳われています。

・実際の社会や生活で生きて働く「知識及び技能」
・未知の状況にも対応できる「思考力、表現力、判断力など」
・学んだことを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性など」

これは子どもたちだけではなく、私たち大人も同様に求められる力ではないかと思わされる内容ですね。

子どもたちは「理解」、「習得」、「活用」等のステップを踏んで学習を進めます。
数多ある魅力的なコンテンツに溢れたデジタル教材等の普及により、子どもたちの学びは飛躍的に高まっていると思いたいのですが、
現実的にはそう言い切れない状況があります。

といいますのは、ここに至るまでの前提として「参加すること」がありますが、いま、なかなか「参加できない」子どもたちが増えているようです。
私たち大人は「学びの環境の構成」こそが重要課題であるといえるかもしれません。
広島大学大学院教授で一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会代表理事の湯澤正通先生のモデルを以下に引用します。

このような「子どもの実態」に即した学びを考えていくことも私たちに求められています。